拉致監禁をなくす会

以下に拉致監禁の新情報をまとめて記します。

○解放情報①－2010年08月17日付けの記事でお知らせした、お盆帰省時に拉致監禁されたと思われる中央大阪教区大阪教会所属の女性信者O・Mさん(２７歳)ですが、１１月半ば、O・Mさんが自宅から一人で出てきたところを、O・Mさんが所属していた統一教会の一人の方が呼び止め、話をすることができました。ここで、O・Mさんが既に監禁状態にはないことが確認されましたが、キリスト教牧師の説得を受けていた ことが判明しました。

その際、監禁の事実までは話が及ばなかったようですが、O・Mさんの失踪間際、教会の責任者の携帯にOMさんの携帯から着信があり、突然、「いやや～、いやや～」と女性の叫び声があり、「頼むから、頼むから」といったお父さんと思われる男性の声で通話が終了。その後、全く連絡が取れなくなっていた経緯から、拉致監禁されていたことは間違いないと思われます。O・Mさんの心の傷、ご家族との関係が心配です。

○解放情報②－2010年09月20日付け記事でお知らせした、９月１３日に失踪していた、大阪府に住んでいた統一教会北大阪教区所属の未婚の女性信者Ｍ・Ｙさん（３３歳）ですが、１１月１日に無事解放されていたことが分りました。 関西拉致監禁被害者の会によると、この件に関与していた牧師は、日本基督教団都島教会井上隆晶牧師 。30年前は統一教会の信者であった人物です。

ルポライター米本和広ブログ火の粉を払えによると、以前に軟禁された経験があるＭ・Ｙさんは、その事件が原因で心療内科を受診しており、そのことを知りながらも自分の教会に通わせ、しかも軟禁状態で脱会説得をしていた井上牧師は傷害罪に当たるとしています。それだけではなく、Ｍ・Ｙさんの父親はこの件でうつ病を発症したそうです。拉致監禁による強制説得が、人の心をどれほど傷めつけるか・・・このことは、経験者なら誰でも身をもって経験していることです。

○新たな拉致監禁情報－また新たな拉致監禁事件が起こったようです。 統一教会島根教区に所属する女性信者Ｙ・Aさん（３０歳）が１１月２１日に実家に帰省したところ、その夜から連絡が取れなくなりました。翌２２日から職場は欠勤になり自宅はもぬけの殻。いつもの拉致監禁のパターンです。 Ｙ・Ｍさんの両親は、日本基督教団北堀教会の井上理牧師 に相談していました。そこでＹ・Ｍさんの友人が、井上牧師のところへＹ・Ｍさんの件で話を聞きに行ったところ、両親が相談に来たことを認めたうえで、「拉致監禁問題に対しては、法的な問題がないか」という質問に対して、井上理牧師は「統一教会の違法性を考えれば仕方がない」と拉致監禁を容認する回答をしました。

ところが、後日に話した際には、「日本基督教団においては、統一教会信徒の脱会問題については、拉致監禁を勧めていない。そういう方法以外の方法でやっている。森山諭先生の関係の所（日本イエス・キリスト教団？）にご両親が行かれたのではないと思う。」「日本基督教団は拉致監禁はしない。裁判になるから。そうなると、それに時間がとられるので、統一教からの脱会を助けることはあってもそういう手段はとらない。やったのはどっか違うところだろう。」「拉致監禁をしているところがあるということは、噂では聞いている。どこでやっているかということは、知っている人もいるかもしれないが、自分は分からない。」とも答えたという。

いったい拉致監禁を容認しているのか、それとも、否認しているのか、それとも日本基督教団では、裁判沙汰になると面倒なのでやらないが、他でやっていることは容認するということなのか？

それにしても、上の＜解放情報②＞でＭ・Ｙさん（３３歳）の拉致監禁に関与していたのは日本基督教団都島教会の井上隆晶牧師である。井上理牧師には、同じ教団に所属する、これまた同じ「井上」牧師に拉致監禁をやめるように是非、忠告して頂きたい。さらに、「裁判になると（訴えられると）時間がとられるので、拉致監禁はやらない」という発言は看過できない。裏を返せば、訴えられず、時間をとられなければ、いくらでも拉致監禁による強制説得をやる、ということになる。井上理牧師には、拉致監禁の犯罪性と、それが重大な人権侵害であること、また、深刻な後遺症をもたらし、人の人生と家族を破壊する蛮行であることを深く認識して頂かなければならない。