2010
11/11

<第二回 拉致監禁関連施設訪問ツアー In 拉致監禁の発祥の地、東京都杉並区荻窪 その1>

秋も深まり、そろそろ晩秋に入ろうかという10月24日、第2回の宮村関連荻窪拉致監禁物件ツアーを実施しました。人には生活があります。行き交う人の喧騒、そしてそのすぐ隣に、喧騒から隔絶され、都会の暗黒のブラックホールに閉じ込められた人の生活が。街を歩いていると、そんなアンバランスな世界を実感することができます。(写真、記事ともに原田和彦)
荻窪駅南口を出て、商店街を中に入ると、日曜日の午後ということもあってか、行き交う人々で満ち溢れていました。しばらく進んで、東都生協の前に来た時、その物件は姿を現しました。「荻窪プレイス【写真1】」。後藤徹さんが荻窪フラワーホームで長期にわたって監禁される前に監禁されていたところです。通りにはこんなに人が満ち溢れているのに、マンションの部屋の中から後藤さんは救いを求めることができなかった。通りの活況と、ブラックホールのようなマンションの部屋の中の生活。そんなブラックホールを作ろうと思えば作れるんだ、作った人がいるんだ…。まるで完全犯罪のミステリーを地で行くようなことが行われていたのです。その通りに立っているだけで、都会の闇の怖さを感じることができました。

【写真1】荻窪プレイス                     【写真2】シャンボール荻窪
ある事件について知りたければ、現場百回ではないけれども、そこをまず歩いてみることですね。道を歩き、建物を眺め、中の間取りを想像し、そこに住んでいたであろう人のことを想像してみる…。すると見えてくる世界があるのです。
そこから、環八に出て、青梅街道に向かって歩くこと、10分くらいでしょうか。次の物件に到着しました。鳥海さんが新宿京王プラザホテルから移送された先のマンションです。鳥海さんの著書では「シャンポール」となっていたのですが、正しくは「シャンボール荻窪【写真2】」でした。白亜の建物が何か真新しいような感じでそそり立っていましたが、当時もそうだったのでしょうか。

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