2009
9/6

牧瀬正治さんによる20年前の事件の目撃証言

統一教会の栃木教区小山教域に所属しておられる牧瀬正治様から、拉致監禁事件の現場にたまたま遭遇した貴重な証言をいただきました。以下がその全容です。

池袋駅東口前.jpg白昼交番のすぐ近くでの蛮行

2つの事件はおそらく1991~1992年に起きた事件です。
私は当時、統一教会の東京第五支部という池袋の青年支部所属でした。同じ所属の女性信者の事件です。
一件目の池袋街頭での拉致事件は、KSさん(当時26歳)という女性でした。(私は、最近偶然韓国の清平で見かけました。)
彼女は池袋東口の街頭で伝道活動を終え、教会に向かう帰り道に襲われました。人数的には10数名の信者たちと一緒に歩いていましたが、彼女の親族がおそらくすきを窺って後をつけていたのでしょう、歩行者が多くて、ほんの数十秒信者たちの列がとぎれて彼女が1人になった瞬間に、まさに四方八方から男達が現れました。真昼間の凶行です。休日でごった返す東京のしかも、交番から10mも離れていない所でした(写真1。現在は交番の位置は移動しています)。
事件は池袋駅東口のPARCOから交番(当時の位置)に向かって伸びる歩道で起きました。彼女を拉致した実行犯は4人でした。彼女を羽交い締めにして、1人が足を持ち上げ、歩道に停めてあった車に押し込もうとしました。彼女は「助けて!」と叫びました。私達が拉致と気づいて助けようと急いで駆け寄ると1人の男性が「これは家族の問題です」と連呼しながら、手を広げて私達の行く手をはばもうとしました。
同時に人混みから5、6人の別の男性が現れ、車の発進を止めようとする私達を羽交い締めにして、車から剥がして遠ざけようとしました。彼らは決して、力がある感じの男性ではなく、むしろひょろっとしたひ弱なの男性ばかりでした。私は感じました。この人達はかつて教会にいて離れてしまった人達なんだろうと。彼らはこういう犯罪行為に手を染める事によって、二度と教会に戻れなくする反対派の巧妙な手口に掛かっているのだと。
そして、車が発進して行ってしまった瞬間、彼らはどこともなく、離散して人混みに紛れて一目散に立ち去っていきました。
彼女は1ヶ月後、戻ってきました。そして、親族と牧師が手を組んで改宗の為に拉致した事を話してくれました。ホテルに監禁され、奇跡的に逃げ出してきたのでした。彼女はアパートを引き払い、名前を変えて他の町に移住しました。

急峻な階段.jpg急峻な階段で娘を突き落とす母親

二件目の事件ですが、東池袋のビデオフォーラムで学んでいる女性の母親が心配で訪ねてきて傷害事件がおきました。事件の女性の名前は、ビデオフォーラムで学んでいる段階の方で、まだ教会員にはなっていらっしゃらなかったので、わかりません。ビデオフォーラムは喫茶店みたいなサロンになっていました。ビルの2階にありました。エレベーターもありましたが、1階から2階に伸びる、道に面した真っ直ぐな30段ほどの階段がありました(写真2)。そこで事件は起きました。
サロンで話し合いが終わり、和解した感じで2階の踊り場に彼女が立った瞬間、なんと階段の上から母親が娘の背中を押したのです。彼女は顔から階段を転げ落ちました。私は転がり落ちた直後に居合わせました。その後、4.5人の男たちが異様な速さで駆け寄り、大丈夫ですか?といいながら、ぐったりした彼女を拉致しようとしました。駆け寄った男達のうちの1人は親族でした。
私は友人と3人でしたが、救急車も呼ばず連れ去ろうとする男達の事態の異常さを感じ、彼らを引き止めました。すると、彼らは女性をそのままにして逃げ出しました。 救急車を呼び、病院に搬送して貰いました。
母親は、顔面蒼白で何かにとりつかれたように娘を突き落とした後、階段の上に立っていたそうです。「こうしなければ娘さんは救えませんよ」ときっと強烈に吹き込まれたに違いありません。まさにマインドコントロールです。
今でもそのビルはカラオケ屋さんとして残っていますが、ここから突き落としたら死ぬかもしれないという事が誰の目にも明らかなほど、急勾配な階段が確認できます。
彼女は幸いにも大事ありませんでしたが、この事をきっかけに教会を去ってしまったようです。

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