2009
8/15

後藤徹・当会副代表のアメリカでのアピール文

当会の後藤徹副代表が訪米し、キリスト教関係者などに日本の拉致監禁の実態を訴えるアピール文がまとまりましたので、ブログに掲載します。この日本語文を英文に訳し、発表する予定です。また今後逐次活動を速報の形で掲載します。詳細な報告は帰国後にまとめてブログで発表します。以下、アピール文です。
拉致監禁に終止符を
私は、このたび、私が体験した12年5ヶ月にわたる拉致監禁事件を知っていただき、日本で起こってきた、そして、今も継続中である拉致監禁による強制棄教をなくすためアメリカの皆さんに協力をお願いするためにまいりました。
私は、23歳の時、世界基督教統一神霊協会と出合い、虚無的であった私の魂は、希望と喜びに満ちあふれるものとなりました。しかし、その喜びもつかのま、厳しい試練が私を襲ってきました。それは私の信仰を捨てさせるための2度に及ぶ拉致監禁でありました。
最初の監禁は、運よく、1か月ほどで避難できました。その後、私は強制棄教を恐れ、名前を変え、居場所を隠し、隠れキリシタンのような生活を送りました初めの監禁から8年経ったある日、31歳になっていた私は再び拉致監禁されました。2度目の監禁は、長期間に及びました。私が監禁から12年5カ月後に解放され、再び自由を獲得した時には、すでに44歳になっておりました。

その間、私は大勢の人間によってありとあらゆる誹謗中傷を浴びせられ、「このような精神的な拷問が続くのであれば、もう死んでしまいたい」と思い、その苦痛のため「明日の朝には、あの世に私を送ってほしい」と神に祈らざるを得ない日々でした。
このような迫害の事実が、現代日本で頻発していることをアメリカの知人にお伝えすると、誰もが耳を疑います。ましてや、過去40年間に4千件もの棄教目的の拉致監禁が横行してきたと聞くならば、ほとんどの方が「信じられない」とかぶりを振ります。
日本は、信教の自由が確立された成熟した先進民主国家であると受け止められておりますが、私の体験を含む4千件の拉致監禁という犯罪行為、人権侵害の野放し状態は、残念ながら日本が法治国家であることさえ疑わしめるに十分な事実であります。現に私は、監禁中何度もうめくようにつぶやきました、「ここは、本当に日本なのか」と。
アメリカでも、70~80年代にディプログラミングのための誘拐、拉致、監禁が頻発し社会問題化したことがありました。しかし、その実行者たちは、容疑者として逮捕され、法廷にて裁かれ、厳正な刑罰を受け90年代には壊滅に至ったことを知っております。
私は、こうした悲劇をなくすため同じような悲惨な体験者等と共に昨年9月に「拉致監禁をなくす会」をたちあげ、活動を進めてまいりました。この問題を日本社会からなくすため、信仰の自由を重要視するアメリカ政府関係者の助けを切に求めるものです。
具体的には、拉致監禁に関与している一部キリスト教牧師や、弁護士、職業的強制改宗者が拉致監禁に荷担することができないようにしていただきたい。また、不幸にも、拉致監禁が起きた場合には日本の警察権力が迅速に行動を起こし、被害者の救済をするように働きかけていただくことを切望する次第です。
2009年8月17日    後藤  徹  

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